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その他の原因(特発性)

不妊の原因となる子宮頸部の問題は比較的少ないのですが、それには次のようなものが含まれます。
  • 不十分な頸管粘液: これはエストロゲン刺激の不良または子宮頸管腺の機能不全によって起こります。不十分な頸管粘液に対する治療の1つに性腺刺激ホルモン療法があります。
  • 粘液の精子通過阻害作用: これは正常な精子が頸管粘液を通過できない状態です。膣感染症の結果として、あるいは粘液中に抗精子抗体(治療の結果として生じることも多い)が存在することによって発生します。また、男性が自分自身の精子に対する抗体を産生する可能性もあります。男女双方を抗生物質あるいは抗真菌剤で治療することで解決できることがあります。抗生物質療法で治療できない場合、子宮内人工授精(IUI)で治療が可能です。この方法は異常のある子宮頸管を経由しないように精子を直接子宮内に導入する方法です(「治療」参照)。
原因不明の不妊は、妊娠を希望するカップルが月経周期、精液、腹腔鏡検査所見および精子の粘液通過のすべてが正常であるにもかかわらず、1年経っても妊娠しないことと定義されます。カップルの約10~15%では、女性と男性の両者を詳しく検査しても不妊原因が診断されない場合があります。

詳細な検査でも不妊原因の診断がつかない女性の一部では、経験的にホルモン療法の有効性が示唆されています。

男性と違って女性では、約35歳から受胎能力が年々低下していきます。したがって、12カ月間以上妊娠しないことと定義される臨床的不妊は、加齢と密接に関係しています。

食事、運動、アルコール、および処方薬や違法ドラッグの使用などのライフスタイルの要因も受胎能力に影響する可能性がありますが、その重要性は明らかではありません。 


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日本語監修:埼玉医科大学 産婦人科 石原 理 教授
最終更新: 18/04/2009


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