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環境要因

妊娠を希望するカップルにとって、妊娠に影響のありそうな要因をすべてコントロールすることは不可能です。しかし、研究者は、環境中の有害物質との接触を避けることで、妊娠の可能性が高まると考えています。

環境中の有害物質との接触が、妊娠にどのように影響するのか、まだ明らかではありません。しかし、環境中の有害物質との1度だけの接触や微量複数回の接触よりも、複数の環境要因(喫煙、アルコールの過剰摂取、食生活の不良等)が組み合わさった場合の方が、むしろ妊娠に影響を与えると専門家は指摘しています。

鉛が妊娠しにくくさせることは、以前から報告があります。したがって、鉛系の塗料やニス剤に接触することを避けるべきです。家の改築を計画する場合は、古い家の塗装面に鉛系の塗料が含まれていないかどうかを、建築業者に必ず尋ねるようにして下さい。ほとんどの場合、新しい家の塗料には鉛は含まれていませんが、妊娠を希望される場合には、常に有毒物質を避けるようにするべきです。

日々の仕事の中にも、妊娠に影響を与える物質は存在します。毎日、化学物質と接触する職業の人は、使用する化学物質の安全性について不妊専門医に相談するべきです。特に画家、化学工場の工員、金属加工業者、電子機器産業に携わる人、印刷業者、原子力等の発電所の職員、そして医療技術関係者など、概して有毒な化学物質や加工品に接触する危険のある人たちです。

職場で使用している妊娠を脅かす可能性のある有害物質の一覧表を、雇用主が従業員に渡すことが法律で義務づけられている国もあります。妊娠を計画しているカップルは、職場において毒素に接触することで、どの程度妊娠に影響があるのかを不妊専門医と話し合う必要があります。日常的に有毒化学物質や放射線を扱っている場合は、妊娠の可能性をつぶさないように、職場における配置転換を申し出る必要あるかどうかを医師に相談して下さい。



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日本語監修:埼玉医科大学 産婦人科 石原 理 教授
最終更新: 18/04/2009


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